ネコとの思い出・・・大学の時の恋愛

これは私♂の大学一年のときの恋愛失敗談です。

中学も高校も男子校、女兄弟ゼロの私は、女友達を作るのに意気込んで、

大学に入学するとテニスサークルに入ることにした。そこはインカレサークル(複数の大学で構成されたサークル)で、

華やかな白○○女子大、○本女子大、などいろんな女子大生が山のようにいる。初めて見る景色に興奮しながらも、

トーク経験ゼロの私は何を話していいのかわからずに、指をくわえてみているだけのままだった。

半年くらいが過ぎたころ、一人私に話しかけてくる女の子が。

そのコはネコのような愛嬌のあるつり目をしていた(以下ネコとよぶ)。

ネコは練習の後、クラブハウスでぽつんとたたずんでいる私に、「○○(オレ)もアフター(練習後の食事会)行こうよ~、

○○が行かなきゃやだ~」とか、「電話したい。番号おしえて」とかぐいぐいきてくれた。

受身な私も悪い気がせず、そんな彼女に惹かれていった。

一番の思い出は長電話。10年以上前なので、家の電話で、サークルから帰って夜22時ころから話し始めて、気がついたら外が明るくなっていたこともある。

金曜にサークルがあって、土曜の朝まで話す。土曜は二人とも出かけるので、次の電話は土曜の夜中。

お互いに少しだけ遠くに住んでいたので、電話でぬくもりを感じていた。

そのうち私の家にアパートに来始めた。「○○ん家行きたい」ある日の帰りそういわれたのだ。秋も深まる11月。

クリスマスのイルミネージョン。手をつなげない私をよそに、ネコはコートのすそをひっぱってついてくる。

気分は高まる。

私は文化祭がおわったら告白しようと思っていた。文化祭がひと段落ついたら彼女と付き合いたいと思っていたのだ。

しかし文化祭が終わってからネコの様子はおかしくなった。電話をしても外出が多い。

サークルの練習後もほかの友達とばかりしゃべってばかりで私のところへ来なくなってしまった。

どういうわけなのか聞きたかったけど、そんな度胸もない。不安な思いを抱えたまま、1週間が過ぎ、クリスマス前。

おれは思い切ってサークルの同期の二人MとT(♂)に相談したのだ。

ファミレスにて

オレ「最近ネコがおれのところにこない。どうしたんだろ。」

M「そうなんだ。お前ネコのこと前から気になってたもんな。」

T「あいつそういうところあるからな。でもがんばれよ、気持ち打ち明けたほうがいいんじゃないか」

MとTに励まされ、やはりネコにちゃんと言おうと思った。そしてある日の帰り道、ネコを呼んで、

「話があるんだけど、サークル終わったら一緒帰らない?」

「うーん。いいけど。ちょっと時間かかるから待って。」

あまり乗り気じゃない感じだが、駅で待ち合わせることにした。

それから1時間30分くらいまったけど、彼女は来ない。携帯を鳴らせばよかった。なんとなくヤナ予感がしたんだ。

今思えばその予感を現実にしたくないから、そのまま帰ってしまったんだ。

家に帰った。ネコに電話した。出ない。ヤナ予感は膨らむ。胸騒ぎに近い。

そしたら同期のTから着信が。

T「○○、覚悟して聞いてくれ。ネコはMと付き合ってる。」

何が起こったのかわからなかった。ネコハエムトツキアッテル ? 怒りと悲しさとあせりとか色んな感情が全部混ざったものが

心のそこからドーンて音を立てて押し寄せる。人ってショックすぎたとき、本当にドーンて音がする。

体が震えた。無邪気に相談していた気の置けないMとTが隠し事をしてたんだ。

Mはネコが気になっていたらしい。オレが気になっていたのは知っていたが、気持ちを抑えられずにMはネコを文化祭に誘った。

Mはバンドをやっていて、それを見たネコもMを気に入ったらしい。

最近おれの電話に出なかったのも、ネコはMとデートしたり電話したりしてたんだって。

TはMがおれに謝りたいという。すぐに電話するというので、待った。しかし2時間たっても(夜2時)かかってこない。

こちらから待ちきれず電話した。開口一番いった言葉に愕然とした。

「ごめん、アイス食ってた」

おれはね、この失敗を経験して、恋愛ていうのは先手必勝だなーで痛感したよ。

手をこまねいているとすぐに状況が変わる。一瞬たりとも気が抜けない。そして主導権はいつも自分が握るべきなんだ。

これ以降、私は恋愛の修行に入ることとなる。そのきっかけになる貴重な体験だったんだ。

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